スカッシュとは同じコート内に自分と相手が入り交ざってボールを打ち合うスポーツです。
簡単にルールを説明すると、ノーバウンドもしくはワンバウンドまでにボールを打って、正面の壁に当てることでラリーが続き、打てなかったら相手にポイントが入ります。
同じコート内で2人の選手が動き回るため、接触したりラケットを振ることを邪魔される(故意ではありません)こともある予想以上に激しくハードなスポーツです。
スカッシュのルール
出典:リバティスカッシュコート
スカッシュは相手が打ったボールをノーバウンドもしくはワンバウンドで前壁に打ち返し、それを繰り返して、相手が打てなかった場合に自分に得点が入ります。
また、打ったボールが一番上の赤いラインよりも上に行くか、前壁の一番下の赤いラインよりも下にボールが当たるとアウトとなり、相手にポイントが入ります。
そして、前壁にさえ当たればいいため、横壁や後ろ壁に当てて前壁に当てるというショットも有効となります。
ポイントは11点先取のラリーポイント制となり(10-10の場合はデュース)、アマチュアの場合は3セット勝負、選手権や国際大会などは5セット勝負となります。
このように非常に簡単なルールなのですが、同じコート内で2人の先取が動き回るため、相手が邪魔でラケットを振ることができなかったり、ボールの場所まで行けなかったりすることもあります。
そのため、スカッシュには以下の2つのルールもあります。
レット
レットとはボールの場所まで行きたいのに相手が邪魔で行けなかった場合に適応されるルールで、動きを妨げられたと思った選手が審判にアピールし、認められた場合「イエスレット」と審判がコールし、ポイントのやり直しとなります。
逆に「ノーレット」とコールされた場合は、相手にポイントが入ります。
ストローク
ストロークとはボールを打つ瞬間に相手の選手が邪魔で打てなかった場合に適応されるルールで、打てなかった選手にポイントが入ります。
打てなかったというシーンには、ラケットを振る範囲に相手がいた場合や打つ方向に相手がいた場合もストロークの対象となります。
そのため、このショットを打たれるとまずい!と思って打つのを邪魔しに行くと、ストロークを取られ相手のポイントになるため、故意に打つ邪魔をする選手はまずいません。
スカッシュはこんなに激しいスポーツだ
スカッシュがどれほど激しいスポーツなのかはこちらの動画を見ていただけるとわかりやすいと思います。
スカッシュは相手がいないところに打つのが基本のため、後ろに相手がいたら前にポトンと落とし、前にいたら後ろに打ちます。
そのため、できるだけ真ん中のポジション「T(ティー)」にいることが重要になり、Tにいれば前にも後ろにも行きやすいため、いかにTポジションを相手に取らせず自分が取れるかが勝利のカギとなります。
動画でもボールを打ったらすぐにTポジションに戻っているのがわかると思います。
また、4つの壁を使って行うスポーツのため、この角度でボールを打たれたらどこの壁に当たって、どのような形でボールが出てくるかを予想する、非常に頭も使うスポーツです。
プロの選手になると、2手・3手先を読んでボールを打っているようです。なんとも奥深いスポーツですね。
スカッシュは初心者に優しいスポーツ
このようにスカッシュは激しく頭脳も使うスポーツのため、ちょっと難しそうなイメージを持たれてしまったかもしれませんが、そんなことはありません。
ラケットはテニスラケットよりも一回り小さいため軽く、グリップも細く持ちやすくなっていますし、ボールも小さく軽いため打ち返すのに力も必要ありませんので、打ち返すのに力もあまりいりません。そのため、女性でも簡単にできます。
また、運動量も多いため運動不足解消やダイエットにも最適なスポーツです。
スカッシュは壁際のボールを打つのが非常に難しいため、やればやるほど難しいと感じてしまうスポーツなのですが、ストレス解消をしたい!ダイエットをしたい!という方には楽しく動けるスポーツですので、スカッシュを少しでもやってみたいという方は無料体験レッスンを行っているスポーツクラブも多いので、試しにやってみると良いと思います。
スカッシュができる施設はこちらで紹介していますので、参考にしてみてください。